生活相談員 2023年 入社

運営推進部 オウカス吉祥寺 ※2025年1月時点

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社員インタビュー

これまでの経歴
について教えてください

専門職との協働を通して学んだ他者理解

大学卒業後、新卒で福利厚生代行サービスの会社に入社しました。大学では現代福祉を専攻していたので、将来はその専門性を活かしたいと考えていましたが、まずは自分自身が広く社会を知る必要があると思い選んだ進路です。サービス内容は幅広く、各企業の従業員の皆さんに健康増進や家事・育児、スキルアップなど働きやすい環境を支援することがミッションでした。

在籍の9年間で私が携わったのは、ホームページの操作性を向上させるUI(ユーザーインターフェース)デザインや、特定保健指導を行う管理栄養士スタッフのフォロー、あとは社内コミュニケーション活性化のための懇親イベント企画など、本当に様々でした。ITエンジニアや管理栄養士など、それぞれ専門性を持ったスタッフとの協働が多く、なかでもUIデザインのプロジェクトでは同僚はほぼITエンジニア、加えてプログラミングの専門用語が飛び交う環境でしたので、まずは相手を理解するための第一歩として知識を増やすことからスタートしました。非常にチャレンジングでしたが、得られた経験もその分大きかったです。

当社に転職した理由
教えてください

やりがいを求めて未経験からのキャリアチェンジ

私が転職を決意したきっかけは、ITエンジニアや管理栄養士など、専門性を活かして活躍している同僚を見て、憧れのような気持ちを抱いたことです。いずれは大学で学んだ現代福祉の知識や、社会福祉士の資格を活かした仕事に就きたいと考えていたので、自分のなかでは大きなキャリアチェンジではありませんでした。また、前職ではエンドユーザーとの関わりがほぼなかったので、お客様のより近くで働きたいという想いも強くありました。

オウカスのことは転職エージェントからの紹介を通じて知りました。社会福祉士の資格を取得した当時、その役割は人との対話から始まると学んだので、相手の心に寄り添う生活相談員の仕事はとても魅力的でしたね。未経験者の応募も可能でしたし、これだ!と。超高齢社会の日本で、シニア世代の人生をより豊かにすることは、全ての世代の満ち足りた人生に繋がるとも思いました。異業種からのチャレンジでしたが、異なる専門性を持つ者同士を繋ぎ、協働した前職での経験を活かして、キャリアを築きたいと考えました。

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実際に当社に入社して、
どのような感想
抱かれましたか

人への思いやりを追求して形にする会社

オウカスではただの生活支援ではなく、運動・食事・コミュニティ・医療介護連携、色々な角度から「ご入居者の本当の幸せとは何のか」を考え寄り添うため、とても意義深くやりがいを感じています。人をとても大切にする会社だと思いました。

これはご入居者に対してだけではなく、私たちスタッフに対しても同じで、入社後のサポートが体系化されている点が大変心強かったです。社内外の研修を受講できる機会もありますし、オウカスにはクレド(行動指針)があるので、大切にする価値観や目指すべき方向性が明確でした。ご入居者自身や取り巻く環境が一人ひとり異なるように、最善策もその時々で異なるため、私たちの仕事の多くはマニュアル化ができません。さらに一緒に働くスタッフのバックグラウンドも様々なので、共通言語を持てていることがチームワークの良さの理由の一つだと思います。

現在の仕事内容
(ご自身のミッション)
について教えてください

その人の幸せを一緒に考えることが私のミッションです

おもにご入居者の皆さんの生活相談(運営)と入居営業に携わっています。生活相談の内容は本当に様々で、日々の生活に関すること全てです。年齢を重ねられることへの不安や悩みを抱えている方々もいらっしゃいます。どのような時でも頼れるパートナーとしてあれるよう、日々の交流を通じて信頼関係を築いています。大学時代に現代福祉について学び知識はあるつもりでしたが、現実での対応力はまだ学ぶ必要があり、ご入居者との会話の仕方や地域包括、外部との連携の仕方など、スタッフの方々に教えてもらいながら習得していっています。

そのほかでは入居営業にも携わっています。営業というと契約を取るために必死なイメージがありますが、私はそういう意味ではこの仕事を営業とは捉えていません。オウカスに見学にお越しになる方は、 皆さん何かしらの不安を抱えており、安心できる場所を探している方がほとんどです。まずは現在のお困りごとを伺い、本当はどうしたいのか、その方の幸せを一緒に考える場だと考えています。見学にお越し下さった皆さんには、オウカスでの生活を想像してワクワクした気持ち、ポジティブな気持ちになっていただきたいですね。

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この仕事の難しさ
どのような点が
挙げられますか

ご入居者の意思を尊重するからこその難しさ

オウカスにはご自身または世帯で身の回りのことができる、自立したシニアの方が多くお住まいになっています。健康寿命の延伸をコンセプトの一つに掲げており、そのための仕組みづくりも多くありますが、どうしても加齢に伴う変化は起こるなか、身体的な衰えと精神的な衰えは必ずしも一緒に起こりません。外出を希望するご入居者がいたとして、私たちから見てご本人に転倒の懸念があった場合、注意いただくようお声掛けすることは出来ても、原則、行動を制限することまでは出来ないので、無事に帰宅された時は心から安心します。ご入居者の意思が尊重されている分、介護現場との大きな違いのうちの一つだと思います。

この仕事を通じて
得られた経験
スキルなどについて
教えてください

小さな変化も見逃さない観察眼

人の変化に気が付ける観察眼が鋭くなったように思います。大学時代にシニア世代の方の特性について学ぶ機会はありましたが、実際はより複雑でした。元気に振舞っていても実際は落ち込んでいらしたり、体調も同じ1日のなかでも変化があったり、表面上の関わりだけでは気が付けないことも多くあります。会話では行間を読むことも必要ですからね。挨拶や自分からの声掛けなど、日々の関わりをとても大切にしています。また、社内研修を通じ、どのような場面であっても自信を持って対応できるようになりました。

どのような時にやりがい
感じられますか

日々の積み重ねの先にあったやりがい

ご入居者がオウカスで楽しく過ごされている姿をお見掛けすると、とても嬉しく思います。特に入居されたばかりで新しい生活に馴染めなかった方が、ご友人が出来て一緒に外出されたり、サークル活動にも参加されたりした時は、スタッフに報告して一緒に喜びを分かち合いました。また、はじめは遠慮があったご入居者が、自分を相談相手として頼って下さるようになった時、日々の積み重ねの大切さとこの仕事のやりがいを感じます。

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仕事をするうえで
大切にしていることを
教えてください

相手の気持ちを思いやる想像力

人の気持ちに寄り添うこと、でしょうか。ご入居者やスタッフに対しても、相手の気持ちや置かれている立場を想像して、その視点から物事を考え行動するよう心掛けています。思いやりを仕事に活かすことが出来れば、より良いサービスが提供出来る、私はそう考えています。

今後チャレンジ
してみたいこと

知識と教養を深めることで関係の質も高めていきたい

生活相談員としてだけではなく、一人の人間としても知識と幅広い教養を身につけることで、ご入居者・ご家族により良いサービスを提供できるよう努めたいです。まだ私は先輩スタッフを頼ってしまうところがあるので、今度は自分がスタッフにも、そしてご入居者・ご家族の皆さんにもより信頼いただける存在に成長したいと思います。

応募を検討している方への
メッセージ
お願いいたします

オウカスに住まうご入居者は、自分たちにとって人生の大先輩です。皆さんとの関わりを通じて、思わぬ金言をいただけたり、見識を広められたり、自分の人生も豊かにすることが出来ること。この仕事の魅力の一つだと思います。また、スタッフ同士ではお互いを敬い合う風土が根付いていて、感謝を伝え合う機会も多いです。仕事なのでやって当たり前という考えではなく、「ありがとう」を伝え合う習慣が私自身の励みにもなっています。仕事で何を為すのかも大事なことですが、誰と一緒に働くのかも私はとても大切なことだと思います。働きやすさと働きがいが両立できる職場ですよ。

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